明日からの使者
桑田はめんどくさそうに、疑問しか浮かんでいない私の顔に向かって説明を始めた。
「だからぁ!俺が先輩と軽く話して、先輩が気を許したところで、武内の話をするから。そしたらお守り渡せばいいじゃないか。」
うむ…
何となく、理屈は分かったけど…。
「…どういうこと?」
千佳ちゃんは、未だチーズバーガーを食べる気配がない。
そろそろハンバーガーも冷えたんじゃないかな??
でもそんなことには一切構ってない千佳ちゃんは、いたって冷静に桑田に質問を投げかけた。