俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。

俺とまりなと気持ち

最近は携帯のアラームがなくても自然と目が覚める。



年のせいだ。




まだ、時刻は朝の5時。



「3時間しか寝れなかった」





ベットから体を起こし、着替える。


今日もスーツ。


「なんで、俺だけ」


そして、歯を磨き、顔を洗い、髭を剃る。


化粧台にきれいに並べたスキンケアグッツを順番に使っていく。


俺の毎日のモーニングルーティンだ。



あっという間に朝食時間になった。

俺は今日も朝早くから、生徒を見なくてはいけない。
こんなにも憂鬱なことはない。

一番はまりなと顔を合わせるのが一番怖かった。



部屋を出て、エレベーターに向かって歩いていると


「おはよー」


振り返るとななせだった。


「なんだ、お前か」



「なに、その言い方ーひどーい」




エレベーターの前にはまりなの姿があった。


「おはよーまりなー」


と俺を追い越してまりなのもとに向かうななせ。


振り返るまりなと俺は目があった。


でも、ここで俺が目を逸らしたら、もっとまりなは傷付くだろう。


そう思って俺は


「おはよー」


といつもの、教師鈴木として声をかけた
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