俺、鈴木かずやは生徒と不倫しています。
部屋のカギを開け、扉を開ける。


俺はここでとんでもないことをしてしまったと一人になって急に罪悪感が込み上げてきた。



俺には大切な何十年と付き添ってきた奥さんもいる。


それなのに、俺は一時の感情とお酒の勢いだけで、まりなでさえも傷つけたかもしれない。



そう思えば思うほど、心が痛くなった。




携帯を見ると、奥さんからのメッセージ。



「着いたの?お土産楽しみにしてるから頑張ってきてね」



奥さんからのメッセージはこんな時に限って、交際中の時と変わらない文面。


俺は小さくごめん。っと言って眠りについた。



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