闇と光 ~信じて~
「どういうことだよ?」
「こいつは分ってたはずだよ。媚びる女を俺たちは嫌うって。」
「はぁ?」
「分かってて、演技をしたんだ。」
男4人は、意味が分からないというような顔で見ている。
「だから、こいつは俺らに嫌われるように演技したんだよ。」
なんでばれんだよ。
本当に、面倒くせぇな。
「どうして演技なんかしたの?」
そう聞いてきた。
「ハァ。ほんっとめんどくさい。なんで騙されない訳?」
さっきまでは、声を1オクターブくらい上げてたけどもう普通の声で言う。
それに、男4人は驚いた顔をする。
「バレバレだよ。で、なんで演技したんだよ。」
「関わってほしくなかったから。面倒くさいの。」
そう言って、私は教室を出る。
そして、真っ先に屋上に向かって行った。
あぁ、暴走族なんて関わりたくないのに。