最後の恋
ドキドキドキドキ

いやちゃう、
これはバクバクや。あれ、ドキドキかもしれん。あぁもうそんなんどうでもいい。
何年ぶりやっけ?なんでこんな緊張してんの?ただの幼馴染やで、別にデートって訳じゃないんやから。お母さん達やっているんやから。これは緊張じゃない。楽しみなだけや。あぁもう心臓破裂する。無理。向こう学校共学やっけ。チャラくなってたらどうしよ、私女子校やから男の子なんとなく怖いんやけど。
好きな人とかいるんかな?てか彼女出来てたりする?どんな子やろ?かわいい子かな?
ってか何でよりによって今日山登りすんの?観光名所やけどさ、数年ぶりの再会とかってもっとこう、なんて言うの?キラキラした感じちゃうの??
もっとおしゃれしたかったんやけど。それに今日暑いし絶対汗でドロドロなるなん。最っ悪。
てかなんなん、なんでママ夜から来ることになってんの?わたし一人皆集まるの待てと?なにこの拷問。なんか大高さんも来るいうてたな。ええっと大高さんと、智樹と、智樹のお母さんの紗奈ちゃんか。ってか大高さんと紗奈ちゃんってどうゆう出会いなんやっけ、まぁそんなのどうでもええわ。大高さんうちのママと同い年なんよな確か。
もっと歳いってるか思ったわごめん大高さん。
え、てかもうすぐ電車くるよな?3人遅ない?未知に迷ってたりする?それはないか。

「奈々ちゃーん!!!」
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