先生と準備室
「っ!先生に何がわかるんですか!」

だけど、ここで負けちゃいけない。

そう思い、思わず大声を出す。

頭痛の事を忘れて立ち上がってしまい

「アッ!…イッ…」

鈍い痛みが走った。

「ほら、座って。酷くなるでしょ」

先生が話を持ってきたのに、"大人の余裕"

と言うものか、私の心配までする。

「それに、大人の大倉先生が藤井さんみたい
な子供本気で好きになると思うわけ」
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