先生と準備室
佳奈、もう俺のことが嫌いかな?

あんなに綺麗に涙を流しながら別れを

告げられたらこっちまで悲しくなったよ。

中川先生の話を聞いてたら、俺も

生徒と付き合うって。って考えさせられた。

だけど、いくら考えても俺が好きなのは

佳奈…。お前しか思い浮かばないんだよ。

あのメモの切れ端、文字が滲んでた。

多分、泣きながら書いたんだよな。



あのメモを見た瞬間、俺は覚悟を決めたよ。



佳奈、俺は必ずお前を迎えに行く。

佳奈がたとえ俺に想いが無くても俺は

もう一度言うよ。

「俺はずっとお前が好きだ。」

って。

もしバレても教師を辞めて佳奈を守るって。
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