インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「だって……尚史が言ってくれたことがいくら嬉しくても、外ではこういうことできないから……そういう話をするのは二人きりのときがいいなぁって……」

「もしかして……俺と話してるとき、こうしたいってずっと思ってた?」

昼日中からそんなことを考えていたのかと呆れられたかなと思ったけれど、私は自分にも尚史にも正直になろうとうなずいた。

「思ってた……すごく」

尚史はとても嬉しそうに笑って私を抱きしめる。

「一緒だな、俺も思ってた。モモが俺のこと好きって言ってくれて、めちゃくちゃ嬉しかったから」

尚史も同じことを考えていたことが嬉しくて、私も尚史の広い背中を思いきり抱きしめた。

「モモ、ずっと一緒にいような」

「うん……。尚史、大好き」

「俺も大好き」

抱きしめ合って何度も優しいキスをした。

唇が触れるたびに、尚史への気持ちが体の奥から込み上げてくる。

尚史とずっと一緒にいたい。

この先もずっとずっと、私だけを好きでいて欲しい。

尚史の優しい手も、柔らかい唇も、大きな体も、深い愛情も、まるごと全部独占したい。

私、どうしようもないくらい尚史が好きだ。



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