未来の約束
「写真のデータは、見たの?」

「いや。昨日送られてきて、まだ見てねぇ。今から確認する」

「そう。ならさ、始めに言っとく」


樋口は、チラッと横目でこちらを見る。


「樋口の勘、たぶん間違ってない」


驚きからか、一瞬目を見開き、慌てたようにマウスを動かす。


「ごめんね。樋口の夢、叶えてあげられないと思う」


パソコンに写し出された画像を、樋口は食い入るように見つめる。

そして、グッと奥歯を噛み締めた。

樋口との間に流れる沈黙が、とても長く感じる。


「何か症状でも出たのか?」

「自分の体なのに、思うように動かせないことが何度かあった。それに1度だけ、念のために処方されてた薬を飲んだこともある」

「そうか」


樋口は言いにくいのか、再び口を閉ざす。

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