世界No.1の総長と一輪の花
放課後、女子更衣室にて
やけに人が多い気がする。そしてみんな着替え終わると更衣室で化粧をしだす。
同い年の女の子たちは化粧をよくしているけど、高校2年生にもなって私は化粧をあまりしたことがない。少しずつ可愛くなっていく女の子たちを見つめていると、
「花莉、こっちおいで」
と京子が手招きをする。
「?」
京子のもとに行くと、私の髪をいじりだした。
「??」
私のセミロングの髪を櫛で丁寧にすくって、上の方でまとめあげていく。
髪ゴムでしばって、完成。
私の髪型はあっという間にポニーテールになった。
「え!!すごい!!」
数分も経っていない。ほんの数秒で完成してしまったんだ。本当に京子はすごい。
私は普段めんどくさくて髪なんて縛らない。それに編みこみとかポニーテールもできないし…
「あとこれも塗って」
京子はポーチをバッグの中から取り出して、何かを私の唇に塗った。
「はい」と鏡を手渡されて、自分の顔を見たら…唇がほんのり色づいてぷるぷるとしていた。
「ありがとう京子!!」
「今度はちゃんと化粧してあげるわね」
と言う京子はとてもご機嫌だ。