世界No.1の総長と一輪の花








詩優に顔を近づけて、唇にキス。自分から詩優の口内に舌を入れて絡ませる。




久々のキス。
詩優からしてこなかったキス。




最初は驚いていた詩優だけど、私のキスを受け入れてくれてさらに激しいキスになった。




絡み合う舌が熱くて、
漏れるお互いの息が熱くて、頭がクラクラしそう。




唇を離す頃には詩優も息を乱していた。もちろん私もだけど。




「…花「詩優の浮気者っ…!!」」




詩優が口を開いたところでわざと言葉をかぶせた。




「…浮気しないでよっ……私、まだ…詩優が好きなのに…っ!」




ぽたぽたと溢れ出た涙は止まらなくて、自分の袖で拭う。惚れさせておいて、ほかの女のところに行くのはさすがにあんまりじゃないか…




「……惚れさせた責任くらいとってよ…っ……」




詩優のネクタイをしゅるりとはずして、ワイシャツのボタンを上からプチプチとはずしていく。





詩優がワイシャツの下に着ていたのは黒いTシャツ。





首元からは綺麗な太くてしっかりしていそうな骨ばった鎖骨が見えている。首元だけでも色気が感じられて、なんだかずるい。







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