世界No.1の総長と一輪の花
「壮、案内して」
…俺らのこと疑ってないのか……?
……いや、でも…あんな写真見せられたら少しくらいは疑うんじゃ…
「…俺、あんたのこと信じていいのかわかんねぇ…
あんたは、俺らのことを厄介なやつらだと思ってねぇのか?黒木みたいに…俺らを見捨てたりしねぇ?」
怖かった。
やっと手に入った居場所なのに…失うことが……
前みたいに裏切られることが…
「厄介なやつらだとか思ったことなんて1度もねぇよ。仲間なんだから見捨てたりもしねぇ。
お前が今いる雷龍は、黒烏なんかとは違う。
だから、俺を信じてみない?」
真っ直ぐ俺を見つめる強い瞳。
その目には嘘なんてない…
俺はこいつを信じたい。
って心から思った。
「…わかった。信じる」
素直に口から零れた言葉。
「ここから出る前に悪いんだけどさ、誠。あっちにいるメンバーにこう言ってくんない?」
あっちにいるメンバーとは、今ここにいる総長の誕生日パーティのために飾り付けしてるやつら。
あいつはそっと誠の耳元に顔を近づけて、何かを話す。
「わ、わわわわわかりました!!!」
と誠は返事をして、他の飾り付けをしているメンバーの方へと走っていく。
……一体何を言ったんだか