世界No.1の総長と一輪の花









「…っ」



ゆっくり目を開ける。
全身がとてもだるくて、頭には鋭い痛み。




「…起きたか」




すぐ近くで聞こえてきた男の声。
それも今までで聞いたことのない冷たい声…




声のした方に目を向けると、鋭い目つきの金髪男が1人…私を見下ろしていた。





何だか嫌な予感がして、だるい体を無理矢理起こして周りを見渡してみる。





そこは薄暗い小さな部屋。
黒いソファやパソコン、小さなテーブルなどがあった。




そして壁に飾ってある横断幕を見た瞬間、嫌な汗が背中を伝う…







だって…その文字は







"鳳凰"







と書かれていたんだから。
















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