W Love ダブルラブ～イケメン双子に翻弄されて～

「ただいま」

「あ、梗月さんお帰りなさい」

最近思い出に更けるのが癖になってるのかまたぼーっとしてる間に梗月が帰って来た。
疲れた顔をする梗月にソファーから立ち上がり近寄ると静香を抱き寄せ肩に顔を埋める。

「ああ、癒される…」

梗月はすっぽり収まる静香を抱き彼女の甘い香りに安心する。

「ふふ、梗月さん？ご飯食べました？お風呂入ります？」

「いいね、それ。新婚の奥さんの台詞だ」

「そ、そうですか？」

顔を上げニヤリと笑う梗月に恥ずかしくなって照れた顔をする静香。
その耳元で梗月は囁いた。

「お風呂にしようかな？その後で静香を頂くことにする」

ぼっ！と静香の顔が火を噴いた。
毎日のように愛し合っているのに飽きもせず今日も梗月は静香を誘惑する。

・・・・

梗月に誘われ一緒にお風呂に入り今は、ベッドの上…

「はぁ、あっ…梗月さん…」

「静香愛してるよ」

何度も愛を囁き絶頂へと誘う梗月に全てを任せて快楽の波に溺れた。

・・・・

「静香、何か会社で困ったことはない？嫌がらせとか受けてないか？」

ベッドの上で静香の頭を撫でながら心配そうに問う梗月に、平気なふりしてにっこり笑った。

「大丈夫です。何もありません。私こう見えてもメンタル強いんですよ。何かされてもちょちょっと撃退しちゃいます」

「静香…強がりはダメだよ？何かあったら直ぐに僕に言って。わかった？」

「はあい…」

心配性になってしまった梗月に逆らえないと返事をした静香だがやはり小さな嫌がらせは自分でなんとかやり過ごそうと思っていた。