愛の階段

芽吹いた命が野辺に根差し・・

オレンジと黄金の光を重ねて・・・


視線を染めれば新鮮な愛が動きだす・・

言葉の箱に芽生えた愛が飛びだし・・


葉裏が光に靡くたびに季節のシグナルが飛び散る・・・

協和しよう・・・降り注ぐ光を掬い上げ・・・

脳裏に疼く言線に唇を震わせて歌えば・・・

その瞬間にまた愛がひとつ生まれる・・・

新鮮な愛を貴方に届けるために・・・

旬の光を命に替えて・・・

野辺を吹く風の息吹を掬って・・・

谷間の白き流れの飛沫を浴びて・・・

飛び散る水の流れの・・刺激に応えよう・・・

透き通る自然の恵みの神秘さが失せないうちに・・・

渓谷の囁きと詠いあい・・・


水の調べに耳を澄まして・・・


弾んだ足音に歌おうじゃないか・・・・


風に乗って青空に飛ばすんだ・・


蒼い恋心を・・・・


< 15 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop