愛の階段


瞬きはシャッター・・

パチリと動いた途端に幾つのものをキャッチしたろう・・

一瞬の眼と耳と肌と鼻と唇が一瞬の動きを捉えられるだろうか


色と匂いと形と音と一瞬感じた想いと・・・

敏感な瞼のシャッターを切る・・

脳まで届く速さが精密なカメラになるだろう


脳の奥にどっしり据えつけたカメラを手に持って・・


映った風景や想い・・感想を精密にキャッチするんだ。


泉のように繊細な愛が沸き上がるよ。


誰でも精密なカメラを持って居る。



訓練すればどんどん性能の良いカメラが脳の奥に視えてくる。


苦労を活用すればどんどん性能の良い有能なレンズが磨き上げられる。


悲しむほど色彩の冴えたレンズになるんだ・・


寂しさに耐えるほど肌理の細かいキャッチが出来るから・・


瞬きを訓練して一度に視えた風景をキャッチしよう・・



頂点に立った感動は何日続くだろうか・・・


限りなく頂点を求めて尾根を歩いたら・・



変化を求め・・刺激を求める出すよ・


尾根伝いを歩く疑問が湧いてくるかも・・


感動も興奮も薄れて行き・・


目標も夢もなくなるかも・・


今日も・・明日も・・その明日も・・

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