愛の階段
苦しくて・・その場から逃げたいと言う一心の依里子が可哀想に想った。
じゃ遅くなるけど貴方の帰りを待とう・・
夕食の準備も・・足元も見えなくなる焦りを握りつぶし
依里子を助けようと思った。
何を悩んでいるのか・・
苦しみの確信を持てない依里子と言う女性の動きに誠意を示す
自分の誠意も疑っていた。
だが繰り返し「助けて・・帰りを一緒に帰ろう。」と縋られる。
振り切れる冷たい心を持ち合わせて居ない私・・・