恋愛境界線
「受験勉強はどうだ?順調か」


「うん!この間の模試で化学が20点上がったの!」

「それは凄いな。頑張った成果だな」


「隼人さんの教え方が上手なんだよ。
いつもここで勉強させてもらって、参考書もたくさん貸してもらって…本当にありがたいよ」


「俺が大学時代に使っていたものばかりで、古いものしかないけどな。他に必要な参考書があれば揃えるが」


「いや、十分だよ!そんなことまでしてくれなくていいから!
それよりあとで生物でわからないところがあるから、また教えてほしいな」


「ああ。わかった」



3年生になった私は、本格的に受験勉強をはじめた。
もともと医学部を目指そうと思っていた私は、隼人さんの影響もありその気持ちは固まり、地元の国公立大学の医学部を目指すことにした。


この間受けた模試では一気にその成果が出て、私の受験勉強は順調だった。
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