果報者
俺と赤ちゃんの生活が始まった。
俺らが授かったのは女の子。



純粋な子に育ちますように、
と意味を込めて桃色のほっぺの彼女を
”桃”と名付けた。



慣れない育児に慣れない生活リズム。



夜泣きして起きて抱っこして
そのまま起きたら手が痺れてる。



そんな生活が続いてた。



それでも
この子には俺しかいーひん
そう思ったら全然苦じゃなかった。



まこが自分の命と引き換えに
与えてくれた小さな命。



突然父親になった俺はまだまだ未熟やけど
龍に相談したり
仕事場に連れて行って遊んでもらったり



俺なりの子育てを頑張ってた。
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