果報者
同棲を始めたきっかけは
単純に一緒におりたいから。


仕事の関係上、家を空けることも多いし
帰って来て1人なんも寂しい。






「行くで〜」


「ん!お願いしますっ」







朝たまに時間が合う日は
こうやって一緒に家を出て
車で彼女を職場まで送る。


彼女の職場は誰もが知る
有名なファッションヒルズの中。







「ほなまた夜な?」


「うんありがとね。」







おんなじ家に帰って
おんなじベッドに入る。


これ以上の幸せなんてないんじゃないかってほど
充実した毎日を送ってた。
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