届かない君と...
登校

朝ごはんを食べて準備完了と同時にチャイムが鳴った
来たか...
「いってきまーす!」
「行ってらっしゃい、気をつけてね」
「うん」
玄関のドアを開けると昔と変わらない笑顔の男子
「海斗おはよ」
「おう!おはよ」
背は私よりもかなり高い
元バスケ部で3年生だから引退
それからまた一緒に登下校するようになった
「あっ、今夜紗菜ん家に遊びに行ってい?勉強教えてくれよ」
「またぁ?家が隣だからって私家庭教師じゃないんだからね」
「いいじゃん~、紗菜頭いいんだし」
「もぉ、仕方ないなぁ」
「やった!サンキューな」
「もう慣れっこだもん、毎回テスト前に来るし」
まぁ普段からこんな感じで登下校してるからカレカノと間違われるけど違うからね!
それに海斗はモテるからなぁ
きっと私なんて眼中にすらないだろう
(人の来も知らないで...)
まぁもう気づいているかもしれないけど私は海斗が好き
でも海斗は気づいてないんだろうなぁ
アイツ鈍感だし
いつか伝えられたらいいな...

そんな事を考えてたら学校到着
また日常が始まる
< 2 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop