神志名社長と同居生活はじめました
言いたいことは全て言えた。あとはもう……私からどうすることも出来ない。
社長が何も言わないのなら……きっとそれが答え。
スマホをゆっくりと耳から離そうとしたーーその時。
『ーー俺も好きだよ』
……一瞬、願望からの幻聴かと思った。
でも、反射的に社長の顔を見たらーー彼が私を見つめるその表情から、幻聴なんかじゃないって分かった……。
「社長……本当に?」
『うん、本当。
ーー君を見習って、俺も全部話すよ。今夜、家に帰るから』
……家に行くよ、ではなく、帰る、という言葉が死ぬほど嬉しかった。
「……待ってます」
思わず涙ぐみそうなのを慌てて我慢する。
もう一度視線をお互いに絡めた後、私達は直接言葉は交わさず、それぞれの持ち場に戻った。
社長が何も言わないのなら……きっとそれが答え。
スマホをゆっくりと耳から離そうとしたーーその時。
『ーー俺も好きだよ』
……一瞬、願望からの幻聴かと思った。
でも、反射的に社長の顔を見たらーー彼が私を見つめるその表情から、幻聴なんかじゃないって分かった……。
「社長……本当に?」
『うん、本当。
ーー君を見習って、俺も全部話すよ。今夜、家に帰るから』
……家に行くよ、ではなく、帰る、という言葉が死ぬほど嬉しかった。
「……待ってます」
思わず涙ぐみそうなのを慌てて我慢する。
もう一度視線をお互いに絡めた後、私達は直接言葉は交わさず、それぞれの持ち場に戻った。