神志名社長と同居生活はじめました
「きゃーーー‼︎」

私が大声をあげると、神志名社長もパチッと瞳を開けた。

……と言っても飛び起きる様子はなく、重たそうな瞼を擦りながら、ゆっくりと上半身を起こした。


「朝か……おはよう」

「おはようございま……じゃなくて!
何で同じ布団で寝ているんですか⁉︎ そもそもどうして泊まってるんですか⁉︎」

「どうしてって、覚えてないの?」

「え?」

そう言えば、何で私、昨夜の記憶がこんなにあやふやなんだ?


……そうだ。私、昨夜はあれから、社長に付き合ってもらって珍しくヤケ酒したんだ……。
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