人生という罰ゲーム
第1章「不思議な転校生」
「なあなあ!今日なんか転校生来るらしいぜ?!」

「え?!まじかよ!可愛い女の子がいいな~」

「それがさ、噂によると美形の男子らしいぜ?」

「まじかよ……」

転校生が来るのか……まあ俺には関係ないけど…どうせ1人なのは変わらないし。

「はいはい!みんな席に座って!転校生を紹介するよ!今日からこの西行寺高校に転校してきた西野渉(にしのわたる)君だ。みんな仲良くするように!」

「じゃあ自己紹介お願いできる?」

「はい!西野渉16歳です!ぜひ仲良くしてください!(ˊᗜˋ*)」

「じゃああそこの1番後ろの席で~」

みんなの前であんな堂々と話せるなんてすごいなぁ……。僕なら絶対倒れちゃいそう。

「……い、おいって!」

「えっ?!なに!?」

「だから、お前の後ろの席になったからよろしく!」

「え、あ、うん!よろしく!」

なんだなんだイケメンに話しかけられたぞ。

「お前、名前は?」

「え、あ、僕は和泉彼方(いずみかなた)だよ!」

「彼方?いい名前だな!これからよろしく!」

「ありがとう……こちらこそよろしく!(*º▿º*)」

なんかよくわからないけど褒められた!!

「じゃあ次は移動教室だからはやく移動しろよ~渉は誰かに教えてもらえよ~」

「はーい!彼方、一緒に行こうぜ!場所わかんないから教えてよ」

「え、あ、うん!行こう!あっちだよ!」
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