涙のち、銃声
「よし。じゃあここからは凛子ちゃん。
君が俺と小西を使う番だ。」
「え・・?」
「君たち流の捜査で、
加害車両の特定に動こう。」
「・・・は、はい!」
会社の駐車場出口へ低速で向かいながら、無意識にここ一帯に駐車されている車を見る。
地味で誰からも好かれている村山へ恨みを抱く人間・・・。
彼女の営業会議のスケジュールを把握していた人間・・・・。
傷やへこみ、目立つ損傷がある車が無いか、無意識に目で追っていた。