女王陛下のお婿さま


「大丈夫ですよ、アルベルティーナ様! そのような事が無いように、私が食事会に付き添いますから!」


 ファビオの方はクラウスが付き添いだという。彼が国から連れてきた従者も数人いるそうなのだが、二人が居てくれる事の方がアルベルティーナには心強かった。


「ありがとう、マイラ」


 アルベルティーナがそう言うと、マイラは鏡台の鏡越しに微笑みを返した。
















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