絆 ~私は必要ですか?~ 【完】
「初めて会ったパーティーの時、誠と一緒にいただろ?
すっげぇ 誠に嫉妬した!」

「へっ?」
急に何を言っているのかわからず、変な声を出してしまった。

九条さんは気にせず私を抱きしめたまま話を続ける。

「あの時 柚希を初めて見たし、話したこともなかったのに、誠の隣で笑ってる姿を見て その笑顔を俺以外の男に見せるなって。俺のものだ!って嫉妬した。(苦笑)」

恥ずかしそうに話してくれる九条さん。私は何も言わず 九条さんの話に耳をかたむける。

「パーティーで会った後、柚希のことが頭から離れず、どうしたら良いのかわからなくなって 誠に頼んでもう一度会えるように、あの場所を準備したんだ。
誠に それは一目惚れだって言われても信じられなかった。でも、二人で食事した時 俺は柚希に一目惚れしたんだなって納得できた。」

そんな話を聞いて、嬉しくて 幸せで涙が止まらなくなってしまった。
私も正直に気持ちを伝えたい………伝えよう。
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