あまい・甘い・あま~い香りに誘われて
「葵が名前で呼んでくれたから、俺、倉田と同じバスケ部に入るから。
部活ないときしか一緒に帰れなくなるけど気をつけて帰れよ?」

優しく微笑まれてドキンとした。

「うっうん…」

「じゃあ葵また明日」

「うん、また明日」

以外とあっさり解放されて拍子抜けしていた。

「なになに~。ダーリンがあんまりかまってくれないから寂しそうじゃん、葵」

「気のせいです!それに美緒、ダーリンじゃありません!!
あっやば!急がなきゃ。じゃあね美緒」

「うん、また明日」

部活がない日は、店の中にあるカフェスペースの接客の手伝いをしている。

私は、あわてて学校をとびだした。
< 13 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop