キミ、依存症


隣でスヤスヤ眠る菜乃の髪を撫でる。


寝顔なのにこんなに可愛いって反則でしょ。


襲ってくださいとでも言ってるようなもんだ。


俺がどれほど菜乃のことを好きかなんてきっと菜乃は知らないだろうね。


…そんなの知らなくてもいいけど。


こんなにも重たい感情と醜い束縛のようなこの感情を知られたくもない。


< 246 / 342 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop