キミ、依存症


「なんなら下の方で確認してみる?」


「え?下って…?」


そういわれて視線を下に移して、ハルが何のことを言っているのか分かったとたん全身がかぁっと熱くなった。


「な、何言ってるの!?確認しないよ!?」


あたふたする私を見てハルはずっと笑っている。


「ちょっとー、何バラしちゃってんの?」


そう言ったのはさっきまで女の子だって思っていた子で、でも違っていたのは声の低さ。


それは明らかに男を感じさせる低い声だった。


「そのまま勘違いさせとけばよかったのに」


「え?えぇ??」


「これで分かった?」


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