先生と準備室 後編
この映画、思ってたより迫力があって

結構怖いかも…

「佳奈?」

「ん…?」

「頭痛くなった?」

そう聞くのは、私が凌久の服を

握りしめているからだろう。それは

頭がいたいからじゃない、この映画が

少し怖いから。大きな音とか。

「違う…、この映画の迫力が…
「キャッ!?「おぉ!」

ドーンッと雷が鳴った。

「すごいな、近くかもね」

凌久は大人で、落ち着いた感じで

いるけど私は無理だった。

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