好きになっては‥‥いけない人

実家で話した通り
週末の土曜日に大輝の実家に
連れて行ってもらった。

大輝の実家は、
家から一時間位の所で
閑静な住宅街にあった。

お義母さんが、出迎えてくれて・・

綺麗なお義母さんで
びっくりした・・

だが、大輝も綺麗な
顔をしているからなぁ
と、一人で考えていると・・・

大輝に
デコをピンとされた
「いっ~たぁいっ」
「また、何か考えてるだろ?」
「いや、お義母さん、
綺麗だなぁって思って。
だから、大輝も綺麗な
顔をしているんだと
感心していただけだよ。」
と、話してると
「本当に、仲良しね。
      安心したわ。」
と、お義母さんに言われて
恥ずかしかった。

お義母さんが
「大輝は、今まで一度も
女性を家に連れてきたことないの
それに昔から、
女性に冷たい印象があって
正直、心配だったの。」
と、話してくれた。

「えっ、そうなんですか?
私には、凄く優しくて
私は、いつも甘えてばかりで
申し訳ないと思っています。」
と、言うと
「花にだけだ。
それに、花は俺に甘えていたらいい。」
と、言う大輝に
お義母さんは、嬉しそうに笑ってくれた。

お義母さんと三人で夕飯を食べて
「バタバタして申し訳ありません。」
と、お詫びしながら
今日は、大輝のマンションに帰った。

これも、大輝に頼まれていたこと。

私の両親と大輝のお義母さんとの
顔あわせの日程を決めたり
式場を決めたりと
今から忙しくなるから
夜は、二人でゆっくりしたい、と。

だから、
今日は大輝のマンションに泊まり
明日は式場を見に行く予定だ。
< 48 / 56 >

この作品をシェア

pagetop