。。折れた羽根、虹の架け橋。。
長い髪は横に流し結ばれている。
色白肌に、キツめな態度とは裏腹に可愛い顔をしている。

「脈測りますねーーーー。
大丈夫ですね」


ーーーー。

黒がめちゃくちゃ見てる。
羨ましそうにーーーー。


「いたっ!
舞ちゃん、怪我した!
手当てして!!」

はあ?

いつ怪我したんだよ。
指から血が出てる。


「ーーーー何してるんですか?

何したら、切るんですかーーーーはい、これでいいですか?」


ため息、そしてーーーー指に巻かれた絆創膏。


嬉しそうな黒。


マジなのか?

「ありがとう、舞ちゃん好きだよ!」

言っちゃったーーーー。

そんなん、相手にするわけーーーー。




「ーーーーっ、私はプー太郎は嫌いです。
真面目に勉強して働いて、大人になった人じゃなきゃ嫌です。


失恋を、忘れたいだけの恋は嫌です。


失礼しますーーーー」

真面目で、キツそうな彼女は唇を引き結ぶ。



「からかわないで、単なるナースごっこしたいだけだろう?」

あー変態だもんな。

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