たくさんの愛情をくれたのは
多分昨日一日と今日の手術前のことだろうな。

「あぁ。私は生きるよって言ってた。」

それだけ伝え俺は家に帰った。

「ただいま」

それだけ言って部屋にこもった。

手紙を眺めていると

トントン

「陽翔?ごはんは?」

母さんか。

「いらねぇや」

そう言って俺は手紙を開いた。
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