あふれる笑顔
洋介に向かって『サル』呼ばわり出来るのは

たぶん咲だけだろう。

昔を知ってる奴等からしたら、信じられないはずだ。

俺の思いは、洋介も同じらしくニヤニヤ笑ってる。

「咲、今日は何月何日だ?」

ヒントを出してやると

「えっと……4月………1日。
あっ!!エイプリルフール!!
酷い!!
洋ちゃん騙したね!!」

「えっ?
俺は何も騙して無いよ!
『おろすつもりか?』って言っただけ。
勝手に想像して、騒いだのは咲ちゃんだろう。」

「あぁ~、悔しい!!
圭ちゃ~ん、洋ちゃんがいじめる!!」

洋介と彼女の彩ちゃんには、俺と咲がつき合ってることを話してある。

そのせいか、洋介の前だと甘えてくる。

「そんな事言って良いのかなぁ。
『怖~い彩先生』と一緒に、明日から頑張るって言ってたって
言っとこうかなぁ。」

洋介の言葉にピッと固まると

「ウソウソ!
そんな事全然思ってないから!!
言わないで!
ねっ、洋ちゃん。」と宥めに走ってる。

彩ちゃんって、そんなにキツかったっけ??

咲いわく

俺との出逢いの、悠人への恋愛で…………しこたま怒られたらしい。

自分の失恋の腹いせに、彩ちゃんの悠人への恋心を

暴露したとか……………。

まぁ、咲らしいけど………

怒られて当然だよな。

なのに、彩ちゃんを含め悠人や唯ちゃん

他の幼稚園のメンバーも咲を受け入れてくれて感謝してると言っていた。
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