あふれる笑顔
分かりやすい反応を示す咲は

「おろすって…………赤ちゃん??
彩先生、赤ちゃんが出来たの?!
えっ!!どうしよう!!
スゴい!!!
………………………あれっ??
けど…………おろすって…………。
赤ちゃんを産まないの???
どうして??
もしかして……洋ちゃんの子供じゃない??」

咲のとんでもない発言に、さすがの洋介も我慢が出来ず。

「アホ!!
俺の子供以外考えられないだろう。」と洋介が突っ込みを入れる。

「でも…………だったら、どうして??」

「いや。
まぁ、結婚してないし………。
あの生真面目な彩が悩んで…………」

「う~ん。
確かに!
今日、今年度の辞令がおりて唯先生は満3歳児のクラス。
航と海晴先生が年中組で夏苗先生が年少。
彩先生と私が年長になったの!!
航の希望で、一年くらい二人でゆっくりクラスを持ちたいって。
来年は、大学に戻るから分かるけど……
夫婦で、仕事も一緒だよ!
お陰で私は…………怖~い彩先生と…………。
あっ!!洋ちゃん、ごめんごめん。
彩先生の結婚が近いかもって考えて、悠人先生が私を年長にしたんだって。
なのに、直ぐに妊娠なんて!!
洋ちゃんって、アホ??
結婚してない彼女が、悩むような行動をとるなんて!!
あぁ~、彩先生が可哀想になってきた。
洋ちゃんのサル!!」

ブッ!!

「悪りぃ。」
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