あふれる笑顔
………………………………………………。

シャツの裾を捕まれた。

もちろん…………咲に。

「圭ちゃん、いいよ。」

ニッコリ笑って誘ってきた。

アホか。

今の咲に誘われたら…………我慢出来る自信がない。

それくらい魅力的だ。

「俺が我慢すると言ったんだ。
甘えてろ。」

年上の強がりで

ポンと頭を撫でて風呂場に移動した。

ふぅ~

ヤバかった。

あの笑顔は、破壊的だった。

乙女チックな言い方で、恥ずかしいが………

天使だと…………思った。

たぶん咲は………

心から俺に委ねようと思ってくれたんだろう。

その結果の笑顔が………あの表情だった。

自分があんな表情をさせたのかと思うと…………

男冥利に尽きる。

隣で寝不足になりそうだが…………

いつかそれすらも、懐かしい思い出になるんだろうなぁ。

ザッと洗って

咲の待つベットに移動した。
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