今心の底から幸せだって言える。

笑顔

「やっと笑ったな」



「へっ…?」



その言葉に私はきょとんとする。



「流川くん、私そんなに笑ってませんでしたか?」



「いやだって…さっきはまでこの世の終わりって感じの顔だったぞ?」



「そうですか…?」



そういうと、三人とも顔を見合わせてうなづいた。



「そんなにですか!?」



「あはは!…っていうかみんな苗字呼びにしようと思ってる?」



と食い気味で聞いてくる花染さん。



「えっと…皆さんに馴れ馴れしいと思われるかと…」



「全然、僕たちは気にしないよーというか敬語もなしの方が話しやすいし」



とおっとりした感じで話す、水瀬くん。



「わかりました…じゃなくてわかった」



少し慣れないけれど、みんながいいっていうなら…



「よし」



と私の頭を要くんが撫でてくれた。



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