只今、愛の診察中につき。


「さて、響の可愛い寝顔も堪能出来たし。僕は朝ごはん作ってくるね。響はもう少しゆっくりしててね。まだ朝早いから」

ヒョイッとわたしを抱き起こし、ちゃっかりおでこにキスもしてルンルンな先生はキッチンの方へと消えていった。

「……なんなんだ」

まだ寝惚けたまま呆然と呟く。

本当になんなんだこれは。この状態は。

なんで先生はこんなわたしに甘々なんだ…?

あ。好きだからか。…好きって、言われたよね?

でも、わからない。なんでこんなわたしの事が好きなの?

そもそも好きだからって、付き合ってもない男女がひとつ屋根の下で暮らすって、アリなのか?

「あぅぅ…っ」

「どしたの?」

疑問だらけで頭を抱えていたら先生がひょっこり寝室に顔を出した。

「わっ!!なっ…なんでもっ!!」

「?朝ごはん出来たからおいで」

「はっ、はひっ…!」

やば。噛んだ。

「ふっ。早く来てねー」

……やっぱり先生ルンルンしてる。




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