只今、愛の診察中につき。
「…あっ!!」
「わっ!!」
ひとりだけ良い人がいたと思い付いて勢いよく立ち上がった。
「なに。急にどうしたの?」
ビックリしたぁと要さん。
「あ…。ううん、なんでもないっ!」
慌てて何でもないふりをしたけど、
要さん、思いっきり怪しんでる…。
「それよりも要さん、そろそろ学会に行く時間でしょ?早くしないと遅れちゃうよ?」
「…あぁー本当だ。もう少し響とイチャイチャしたかったのになぁ」
うっ……、その上目遣い。狡い!
「帰ってきてからだってイチャイチャ出来るでしょっ!」
「ふん。覚悟して待っててね」
チュッとリップ音を鳴らしてわたしにキスをすると、要さんは名残惜しそうに家をあとにした。