只今、愛の診察中につき。



「……ん…」

目が覚め、辺りを見渡す。

寝室…?

あれ、わたしーー……

ムクッと起き上がれば、裸で。

意識がゆっくりと覚醒してゆく。

「ーーっっ!!!」

そうだった!!わたし、要さんと…っ!!

行為の時のことがありありと思い出され、羞恥で顔が真っ赤になったのがわかった。

でも、でも、わたし、とうとう好きな人と結ばれたんだーー。

真っ赤な顔のままでだらしなく笑む。

けれどー、

「あれ?」

もうひとりの主役の姿がなかった。

要さんーー?

違和感ありまくりの身体をなんとか起こすと
サイドテーブルにメモ書きが置いてあるのに気付いた。



『響が目覚めるまで一緒にいたかったけど、仕事に戻らなきゃ。ごめんね。また夜に良いことしようね。愛してるよ。チュッ』

読んで身体中から火を吹いたのは言うまでもなかった。





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