愛を知らない私を愛して
「わめきませんよ! せいせいします」
「本当かなぁー?」
「本当です!」
私と藤井サブはケラケラお互いに笑った。
「……依茉は窪田さんとやっとゆっくりできるのよね、良かったね」
「……はい、夢のようです」
「いやー……ほんと依茉がそう言うなんてねー……珍しいったら」
「……そろそろ慣れてください」
私だってまだ自分自身に慣れてないけど。
「ま、お互い連休満喫しよ!」
「ですね!」
そしてかれこれ1時間ほど藤井サブとまずゆっくり温泉を満喫した。