愛を知らない私を愛して
__……
「はー……たくさん食べたね、渚くん」
「こんなゆっくり豪華な飯食ったの久々……」
部屋に戻り私たちは準備されていた布団に寝っ転がる。
ここは天国かな……って思うくらいの幸福感だ。
「……明日はどっか観光行くんだっけ?」
「うーん……海行くかお花が綺麗な公園に行こうかって話してたよ」
「あー……いいな……依茉ちゃんとお昼に一緒にいれるのが新鮮すぎてどこでもいいや……」
「……うん」
渚くんはそう言ってからスー……と寝息を立てて寝てしまった。
「……渚くん?」