愛を知らない私を愛して
__……
そして1時間半ほど車を走らせ着いたところはネズミの国だった。
「……ゆ、夢の国じゃん……!」
「そうだよ、やっぱ楽しめていい感じの写真が撮れるのはここだろって思って」
車のキーを締めて快はグーッと伸びをした。
「でもここ若い子いっぱいいるけど快は平気なの? 見つからない?」
「はは、俺芸能人じゃないもん。だから見つかっても平気」
快はそう言って無邪気に笑った。
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