愛を知らない私を愛して
私に渚くんは恐れ多くなってきた……
私ははー……とため息をつきながらシャワーを浴びた。
__……
「……浴びました」
「おかえり、髪乾かすでしょ? 俺が乾かす」
「えっ、いいですよ!」
「いいから。ドライヤー持ってここおいで」
渚くんはそう言ってポンポンとベッドの上を叩いた。
「……はい」
そして渚くんにはなんでか逆らえない……
私は言われた通りドライヤーを持ってベッドの上にポスッと座った。