愛を知らない私を愛して







__……




「おつかれ、依茉ちゃん」



「お、おつかれさまです……」



20分後、着いたと連絡が来てビルの外に出ると渚くんは車に乗って待っていた。



「はい、乗って」



「ありがとうございます」



ドアを開けられて遠慮がちに乗る。



車に乗った瞬間フワッと渚くんの香りがした。



……やっぱこの香り好きだな……



「……前も送ってもらった時思ったんですけど、渚くんの車っていい香りしますよね」



「ほんと? タバコ臭くない?」








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