愛を知らない私を愛して






思わず私がそう言うと渚くんは意外な顔をした。




「臭くないですよ、心地いいです」




「そっか、臭くないならいいんだけど。……てかご飯食べてないよね?」



「そうですね……渚くんは?」



「俺も。そこらへんで食べてから行くか」



渚くんはそう言って車を走らせた。



……どうしよう。



急に隣に渚くんがいると思うと動悸が激しく……








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