洗脳学級
その後すぐ、美世と佑里香にメッセージを送った。


《麗衣:学校から連絡あった?》


《美世:あったよ。2人が死んだって……》


《佑里香:いくらアプリがあっても、浩哉が相手じゃ無理だよ》


2人ともから、すぐに返事があった。


《麗衣:2人ともアプリを使ってたもんね。きっとサッカー部の2人みたいに同じ内容の答えを出してやり合わせたんじゃないかな?》


あたしは怪我をしている卓治と成仁の姿を思い出していた。


成仁は『フェア』になったと言っていた。


アプリはどちらか片方だけが有利に立つようには動かない。


《佑里香:そうかもしれないね。でもそれで勝負がついたんだからいいんじゃない?》


佑里香からの返信はやけに軽い。


2人とも死んでしまうという最悪の状態で勝負がつくのは、最初の事件とよく似ていた。


《美世:あの事件にそっくり》


美世の短い文章にあたしはゆっくりと息を吐きだした。
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