ストーリー
修人は死んでしまったから、今更事件の全貌が明らかなになることはないだろうけれど……。


「ちゃんと着替えてから来なさいね。お客さんが来てるの」


そう言われてあたしは驚いた。


ネットばかり気にしていたから、来客に気が付かなかったのだ。


「お客さんって誰? まさか――」


そこまで言って青ざめる。


刑事さんが来て、事件を洗い直していたらどうしよう。


そう思ったが、さすがに口には出せなかった。


「裕子おばちゃんよ」


「裕子おばちゃん……?」


それは母親の妹のことだった。


この近所に暮らしていて、家族でコンビニを経営している。
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