“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
朝食を終え、廊下を歩いていたらミシェル様と出くわす。今日は休日なので、私服姿だ。騎士隊の恰好ではなく、精緻な蔦模様が刺された詰襟の上着に、黒のズボン、ブーツ姿である。
「エリー!」
私を見つけるなり、ミシェル様は走ってやってきた。
「ミシェル様、おはようございます」
「おはよう」
挨拶を交わしたあと、ミシェル様は突然私の両手を優しく包み込むように掴んだ。
いったいどうしたのか。口から心臓が飛び出したのかと思うほど驚いた。
「ミ、ミシェル様、どうしたのですか?」
「エリー、ありがとう。心から、感謝している」
「え、なんのお礼ですか?」
「アリアンヌお嬢様が、ドレスを纏っていたから」
「ああ。それは私のおかげではなく」
「エリーのお手柄だ。本当に、ありがとう。やはり、私の見立ては間違っていなかったのだ」
手を握ったまま、ひたすら感謝される。なんていうか、アリアンヌお嬢様が喪服からドレスを着るように心変わりしたのは、私だけの手柄ではないだろう。
変わろうとする、アリアンヌお嬢様の強さがあったからだ。
「エリー!」
私を見つけるなり、ミシェル様は走ってやってきた。
「ミシェル様、おはようございます」
「おはよう」
挨拶を交わしたあと、ミシェル様は突然私の両手を優しく包み込むように掴んだ。
いったいどうしたのか。口から心臓が飛び出したのかと思うほど驚いた。
「ミ、ミシェル様、どうしたのですか?」
「エリー、ありがとう。心から、感謝している」
「え、なんのお礼ですか?」
「アリアンヌお嬢様が、ドレスを纏っていたから」
「ああ。それは私のおかげではなく」
「エリーのお手柄だ。本当に、ありがとう。やはり、私の見立ては間違っていなかったのだ」
手を握ったまま、ひたすら感謝される。なんていうか、アリアンヌお嬢様が喪服からドレスを着るように心変わりしたのは、私だけの手柄ではないだろう。
変わろうとする、アリアンヌお嬢様の強さがあったからだ。